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2022年 M&A仲介業者ランキング|特徴と年収モデルを紹介

M&A仲介業者はいくつもありますが、どの会社がどの程度の規模があり、いくらの年収を受け取れるのかを知らない人も多いのではないでしょうか?

上場しているM&A仲介業者の2021年のランキングは以下の通りです。

第1位:日本M&Aセンターホールディングス

第2位:M&Aキャピタルパートナーズ

第3位:ストライク

第4位:名南M&A

第5位:オンデック

それぞれの会社の特徴や、年収モデルを詳しく解説していきます。

目次

第1位 日本M&Aセンターホールディングス

日本M&Aセンターホールディングスの直近の売上は361億円、経常利益165億円となっています。

いうまでもなく、日本M&AセンターはM&A仲介業者のガリバーと言える存在です。

日本のM&A仲介業者の中で最も早く上場しており、2006年には東証一部へ上場しています。

日本M&Aセンターホールディングスの特徴と年収モデルをご紹介していきます。

日本M&Aセンターホールディングスの特徴

日本M&Aセンターホールディングスの特徴は次の通りです。

  • 業界トップクラスのネットワークでさまざまなM&Aニーズに対応
  • 売り手(譲渡企業)と買い手(譲受企業)の担当者を社内で分ける分担制の導入
  • M&A・事業承継の成約実績No.1
  • 企業評価システム「V COMPASS」
  • 会社売却先シミュレーション「M-Compass」

日本M&Aセンターは300超の地域金融機関、900超の会計事務所、1,700超の仕業事務所と連携しており、そこからM&Aの案件を探すことができます。

業界トップのネットワークを駆使して、さまざまなM&Aニーズに対応し、成約実績国内No.1となっています。

また、売り手と買い手の担当者を社内で分けているため、担当者の主観でどちらか一方の利益になる契約をするリスクを排除でき、スピーディーな対応が可能です。

また、企業評価や売却先の選定をシステム化しているので、スムーズにM&Aを進めることが可能です。

日本M&Aセンターホールディングスの年収モデル

日本M&AセンターのM&Aコンサルタント中途採用の募集要項では、次のような報酬条件になっています。

  • 400万円(月給+賞与2回)+上限のないインセンティブ(50hの時間外手当を含む)
  • 想定初年度年収:400~1,200万円

最低報酬は400万円で、そこに実績に応じたインセンティブ報酬が加わります。

初年度でも1,000万円超の報酬を稼ぐことも可能です。

第2位 M&Aキャピタルパートナーズ

M&Aキャピタルパートナーズの直近の売上は156億円、経常利益65億円となっています。

日本M&Aセンターの次に売上規模が大きいのがM&Aキャピタルパートナーズです。

売上規模や経常利益は日本M&Aセンターの1/3〜1/2程度となっています。

M&Aキャピタルパートナーズの特徴や年収モデルをご紹介していきます。

M&Aキャピタルパートナーズの特徴

M&Aキャピタルパートナーズの特徴は次の通りです。

  • 着手金無料
  • 専任のコンサルタントが売り手と買い手双方の担当として一貫してサポート
  • 成功報酬の10%を中間金として支払う
  • レコフ社と連携した大小さまざまな企業とのネットワーク

M&Aキャピタルパートナーズは着手金がかかりません。

基本合意した場合のみ、中間金として成功報酬の10%の支払いが必要になります。

日本M&Aセンターとは異なり、一人の担当者が売り手と買い手双方の担当となるので、担当者の力量によってどちらかが有利な条件になることはありません。

また、M&A仲介業の老舗のレコフと連携し、2万社を超えるネットワークを構築しているので、さまざまなM&Aのニーズに答えることができます。

M&Aキャピタルパートナーズの年収モデル

M&AキャピタルパートナーズのM&Aコンサルタント中途採用の募集要項では、次のような報酬条件になっています。

月額固定給(35万円)×12ヶ月+案件インセンティブ(四半期毎支給)+業績連動賞与(年2回)+360度評価インセンティブ(年4回)

M&Aキャピタルパートナーズは社員の平均年収や年収の中央値も公開しています。

2021年の実績は以下の通りです。

  • 年収2,688万円(全社員平均)
  • 年収3,594万円(在籍1年超アドバイザー平均)
  • 年収2,512万円(在籍1年超アドバイザー中央値)
  • 年収 715万円(初年度未成約時平均)

在籍1年超のアドバイザーの中央値が約2,500万円ですので、多くの社員が高額なインセンティブを手にしていることが分かります。

ただし、入社するためのハードルは非常に高く、「金融業界(銀行・証券・保険等)の営業経験(2年以上)で成績TOP10%程度」など、圧倒的な営業実績が求められます。

第3位 ストライク

ストライクの直近の売上は90億円、経常利益34億円となっています。

公認会計士が集まって設立したM&A会社で、専門性が非常に高いM&Aを行うことで知られています。

ストライクの特徴や年収モデルを解説していきます。

ストライクの特徴

ストライクには次のような特徴があります。

  • 日本初のインターネットM&Aプラットフォーム「SMART」を運営
  • 着手金無料
  • 税理士を中心とした豊富なネットワーク

日本初のM&Aマッチングプラットフォーム「SMART」には無料で情報掲載でき、相手先企業とのマッチングができます。

候補先企業の検索も簡単なので、M&Aがスピーディーになります。

123の金融機関、13の連携税理士協同組合(共済会)と連携しています。

特に地域の企業のことを最もよく理解している連携税理士協同組合(共済会)と連携しているのは公認会計士が中心となって設立したストライクの大きな強みだと言えるでしょう。

ストライクの年収モデル

ストライクのM&Aコンサルタント中途採用の募集要項では、次のような報酬条件になっています。

400万円~800万円(経験・能力・前職給与を考慮し決定いたします)+成果報酬

基本給は前職給料が考慮されるので高い報酬を受け取っていた人は、高い基本給が保証される可能性があります。

また、成果報酬には上限がないので、中には数千万円もの高額な年収を受け取っているコンサルタントも存在します。

第4位 名南M&A

名南M&Aの直近の売上は13億円、経常利益2億円となっています。

名古屋に本社を構える東海エリアではトップクラスのシェアを誇るM&A仲介業者です。

名南M&Aの特徴と年収モデルについて詳しく解説していきます。

名南M&Aの特徴

名南M&Aの特徴として次のような点が挙げられます。

  • 自動車業界専門チームがある
  • グループ内に税理士、会計士、社労士、弁護士資格を持ったスタッフが在籍
  • 全国約800件以上の医療機関の業務サポートで培った医療M&Aが得意

トヨタ自動車のお膝元を地盤とするM&A仲介業者とあって、自動車業界専門チームが存在し、自動車業界のM&Aをサポートしています。

また名南M&Aの前身は小企業経営サポートを行う名南コンサルティンググループです。

そのためグループ内には税理士、会計士、社労士、弁護士が在籍しており、専門的な観点からサポートを受けることができます。

名南M&Aは医療機関のM&Aを得意としています。これまで全国800件以上の医療機関のサポートを行っており、医療M&Aを得意としています。

名南M&Aの年収モデル

名南M&AのM&Aコンサルタント中途採用の募集要項では、報酬面は「応相談」としか記載されていません。

名南M&Aは前職の報酬や成果に応じて柔軟な報酬体系を設定しているものと考えられます。

年齢や学歴の条件はないので実力次第で誰もが高い収入を獲得できるチャンスがあります。

営業力に自信がある方は名南M&Aで活躍することで高い年収を目指すことができるでしょう。

第5位 オンデック

オンデックの直近の売上は7億円、経常利益3千万円となっています。

オンデックは大阪に本拠地を構えるM&A仲介会社です。

売上は7億円、経常利益は3,000万円と比較的小さいですが、東証マザーズへ上場している企業です。

オンデックの特徴と年収モデルを詳しく見ていきましょう。

オンデックの特徴

オンデックの特徴は次の通りです。

  • 金額の小さい案件が得意
  • 匿名企業価値シミュレーション
  • オンデック・プレスで情報発信が得意

金額的に数百万円程度の小さな案件を得意としています。

「うちみたいな小さな会社のM&Aは難しい」と考えている経営者の方もオンデックであれば相手先企業を見つけることができるかもしれません。

オンデックは匿名企業価値シミュレーションを運用しています。

  • 営業利益(過去3ヵ年平均)
  • 簿価純資産
  • 減価償却費
  • 売上高
  • 現預金(保険等含む、運転資金除く)
  • 有利子負債
  • 退職金引当不足分
  • 保有資産の含み損益(損の場合はマイナス表記)
  • 退任予定役員様の役員報酬

これらの情報を入力すると、即座に企業の価値を知ることができます。

またオンデックプレスというWEBメディアも運営しておりM&Aに関する情報発信を積極的に行っています。

オンデックの年収モデル

オンデックのM&Aコンサルタント中途採用の募集要項では、次のような報酬条件になっています。

年収:500万円〜1,500万円

インセンティブには上限がないとは記載されていないので、年収は1,500万円で頭打ちという可能性があります。

最低年収500万円ですので、他のM&A仲介業者よりも安定しているため、インセンティブ報酬による超高収入よりも安定を得たいという人はオンテックが向いています。

まとめ

M&A仲介業者は上位2社〜3社が売上も経常利益も他社を圧倒しています。

上位企業はインセンティブ報酬が高く、仕事次第では年収数千万円以上も期待できます。

また大きな企業で働くほど大型案件に出会う可能性も高くなるでしょう。

M&Aアドバイザーとして高収入の獲得を目指す人は、売上上位のM&A仲介業者で働くことを目指してみてはいかがでしょう。

M&A仲介業者について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

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