M&Aについて発信しているWEBメディアは多数あります。
しかし動画に特化したメディアはそれほど多くありません。
M&Aの情報を動画で発信しているメディアとしてM&Aバンクが有名です。
M&AバンクはM&Aアドバイザーとして仕事をしている人やM&Aを検討している人だけでなく、事業承継に悩んでいる経営者にも有益な情報発信を行っています。
M&Aに関係する人であれば、チェックしておきたいM&Aバンクについて詳しく解説していきます。
M&Aバンクとは?
M&AバンクとはM&Aの情報を伝える動画メディアで、YouTubeのチャンネル登録者数は6万人です。
M&Aに興味のある人が、実に6万人も登録しているのですから、M&AバンクにはM&Aの案件情報が多数集まっています。
まずはM&Aバンクの概要について詳しく見ていきましょう。
会社概要
会社名 | M&A BANK株式会社 |
住所 | 東京都目黒区中目黒1-1-26-225 |
事業内容 | 1.M&A(企業の提携・合併・買収)の仲介およびコンサルティング業務2.インターネットウェブサイト、ウェブコンテンツ等各種メディアの企画及び運営3.インターネットを利用した情報システム及びサービスの企画開発及び販売4.前各号に付帯関連する一切の事業前各号に附帯関連する一切の事業 |
M&A BANKはメディア運営およびM&Aの仲介業務を行っている会社です。
サイトに広告はついていないので、noteでのマガジン販売とメディアの情報発信からMA&案件を集めて仲介をすることから主な収益源となっていると予想できます。
経営者のためのM&A情報を伝えるメディア
M&Aバンクとは、経営者のためのM&A情報を伝えるメディアです。
経営者などに対するM&Aインタビュー、YouTubeでは初めてのM&Aの注意点からインフルエンサーとのコラボまで幅広いコンテンツを発信しています。
また動画だけでなくブログの発信も積極的に行っており、多角的な方面からM&Aや経営ビジネスにかかわる情報を発信しています。
YouTubeチャンネルの登録者は6万人
M&AバンクはYouTube配信も積極的に行っています。
2022年9月19日現在で、YouTubeのチャンネル登録者数は約6万人と、M&Aという比較的堅いジャンルとしては高い登録者数を誇っています。
配信内容はインフルエンサーとのコラボや、時事ネタ、経営者が興味がありそうな海外ビジネス、M&Aの基礎まで様々です。
「企業を買いたい」「企業を売りたい」と考える人が実に6万人も登録しているので、M&AバンクにはYouTubeなどを通じて多くの情報が集まっています。
案件情報を探すこともできる
M&Aバンクのホームページでは、「案件情報をお探しの方」という欄が設けられています。
ここに電話番号とメールアドレスを入力するだけで、すぐにM&Aアドバイザーに無料相談をすることが可能です。
M&AバンクはYouTubeなどで多くの視聴者を抱えているので多くのM&A案件が集まっています。
M&Aバンクに相談することで、自社のニーズに適した相手先企業を探すことができるかもしれません。
手数料等について何も説明がないのは注意点
M&AバンクはM&Aの仲介業務を行っています。
しかし、手数料が何%なのか、どのようなスケジュールで支払いをするのかなど、何も説明がありません。
これは、M&A仲介業者としては明らかなデメリットです。
他の業者は手数料の割合や料金体系などについてしっかりと詳細な説明をしているため、M&Aバンクを利用する前には必ず他のM&A仲介業者と比較した上で利用するかどうかを決定してください。
バイアウトドットコムをリリースするも現在は閉鎖中
M&Aバンクは2020年にM&Aマッチングサービスのバイアウトドットコムをリリースしました。
- M&A成立時の仲介手数料が0円
- 上場企業をはじめとする多数の優良企業に一括で売却情報を配信
- 担当者と圧倒的スピード感で繋がる
リリース時にはすでに買い手として30社が登録していましたが、現在は閉鎖中となっており、サービス提供は行っていないものと考えられます。
M&A STATION(旧M&A BANK)とは別会社
「M&Aバンク」と検索すると、M&A STATIONというM&A会社が検索されます。
名古屋エリア(東海地方)のM&A会社で、東京と名古屋に拠点を置いています。
M&Aメディアを運営しているM&A BANKとは別の会社ですので注意しましょう。
M&Aバンクはどんなことを発信している?
M&Aバンクが発信していることは主に次の4点です。
- M&Aインタビュー
- M&Aニュース
- コラム
- イベントレポート
M&Aに成功した経営者のインタビューや一般の人でもよく知っているインフルエンサーによるM&Aの解説、さらにブログ配信など、M&Aに関する情報発信を多様に行っています。
M&Aバンクがどんなことを発信しているのか、確認していきましょう。
M&Aインタビュー
主に経営者に対して行ったM&Aインタビューの動画を配信しています。
インタビューの内容は次のように多岐に渡ります。
- 有名チェーン店の出店・EXIT戦略
- 事業承継で成長する会社
- 不動産投資
- 経営者の上場までのエピソード
- MBO・救済型M&A
- 起業家のキャリア紹介
これらの動画はYouTubeへリンクされるので、クリックするとYouTubeへ飛んで動画の視聴ができます。
M&Aバンクのメディア内では、動画の要点をまとめたテキストを見ることもできるので、音が出せない環境などでもM&Aや経営について学ぶことができます。
M&Aニュース
M&AバンクではM&Aに関連するニュースの配信も行っています。
なお、ニュースは動画ではなくテキストになっているので移動時間などもサクサク読むことが可能です。
ニュースは次のカテゴリーに分かれています。
- M&A戦略
- ベンチャー企業M&A
- 上場企業M&A
- 中小企業M&A
- 判例紹介
- 海外M&A
M&A戦略では、実際に起こったM&Aの事例をもとにM&Aの戦略を分かりやすく解説しています。
この他、企業の規模別のM&Aの事例などが豊富に紹介されています。
また、判例では「インサイダー取引の線引き」「少数株主から強制的に株を取得したいが、いくらかかるのか」「債務を抱える状態で会社分割したら、債権者から訴えられるか」
「聞いていたより実態がひどかったので、表明保証違反を訴えたい」などの、M&Aにおいてよくあるトラブルと疑問に判例から回答する形となっています。
M&Aを進める中で不明な点が出てきた場合に活用できる内容となっています。
コラム
コラムではM&Aに直接は関係ありませんが、経営者に役立つコンテンツが多数掲載されています。
- スタートアップ経営者必携の知識
- 投資契約の留意点
- 資金調達用資料の作り方
- 交渉力・立場を強くする要因
- 要望を通すための交渉術
- 売却スキームの選び方
こちらもテキスト形式で分かりやすくまとめられているので、移動時間などに目を通しておくとよいでしょう。
イベントレポート
M&Aバンクが主催するベンチャー・M&Aサミットの様子がレポートされています。
テキストコンテンツはnoteが豊富
M&Aバンクはホームページで情報発信をしていますが、テキストコンテンツはnoteでの販売がメインになっています。
実際にホームページ上のM&Aニュースやコラムやイベントレポートは1年程度更新がありません。
noteでは「M&A実務完全習得講座」や「M&Aインタビュープレミアム」などのマガジンが販売されています。
M&Aについて学びたいという方はnoteの有料コンテンツもチェックしてみましょう。
M&Aバンクを見るべき人
M&Aバンクは一般の人が視聴しても興味を持てるように分かりやすく面白く作られています。
どんな人でも分かりやすく視聴できますが、次のような人はM&Aバンクをチェックした方がよいでしょう。
- M&Aアドバイザー
- 他社の買収を検討している経営者
- 事業承継に悩んでいる経営者
- 投資家
M&Aバンクを見るべき人はどんな人か、詳しく見ていきましょう。
M&Aアドバイザー
M&Aアドバイザーの方は、動きの激しいM&Aの動向や経営者が興味を持ちそうなニュースを頭に入れておいた方がよいでしょう。
M&Aの実践的な知識はすでに頭に入っている方が大多数ですので、YouTubeの動画コンテンツから時事ネタとM&Aの最新ニュースなどを仕入れるのがおすすめです。
他社の買収を検討している経営者
他社の買収を検討している経営者の方は、M&Aの基礎的な知識はもちろんM&Aの事例などについても頭に入れておきましょう。
M&Aの流れや具体的な進め方、さらにM&Aによってどのように企業を成長させるのかなども知ることができます。
また、M&Aバンクには「M&Aアドバイザーの選び方」などの情報も掲載されているので、知識やノウハウのないM&Aアドバイザーにつかまって時間とお金を無駄にしてしまうこともありません。
他社の買収を検討している方は、M&Aバンクでできる限り多くのM&Aの知識と情報を蓄えておきましょう。
事業承継に悩んでいる経営者
後継者が見つからず、事業承継に悩んでいる経営者の方もM&Aバンクをチェックすべきです。
M&Aバンクでは事業承継を円滑に進めるための方法や、事業承継によって企業が成長するロジックなども解説しています。
事業承継について不安を抱えている経営者の方は少なくありません。
だからこそ、M&Aバンクでより多くの情報を仕入れておきましょう。
投資家
M&Aの情報は株価に大きく影響します。
そのため、株式投資を行う投資家もM&AバンクでM&Aに関する情報を仕入れて株価が上がるパターンはどのような時なのか、M&Aによって企業が成長するケースはどんな場合かを把握しておきましょう。
まとめ
M&AバンクはM&Aに関する情報を中心に経営に役立つ情報を発信しているメディアです。
ホームページでは動画もテキストも配信していますが、動画はYouTube、テキストはnoteの方が豊富に発信しているのでチェックしましょう。
またメディアとして多くの視聴者を抱えているため、M&AバンクにはM&A案件が豊富にあります。
実際に「企業を買いたい」「企業を売りたい」というケースでもM&Aバンクに相談してみるとよいでしょう。
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